蔵代のこだわり

地域の食文化が代々続くように。
生まれながらの味噌屋で、蔵代味噌代表の土屋勇蔵です。私の祖父はお味噌を作っていました。しかしながら、昭和の大戦時下に空襲にあい工場も販売店も焼失し、以来生き残る為に新しく味噌の問屋として商いを再開したと聞いております。
時代の流れの中で、それからも様々な理由で味噌メーカー様は減りつつあります。地方に残る良い蔵元、味噌蔵がなくなる事は日本の地域の食文化が失われていく事に繋がると危機感を抱き、それらの蔵が代々続くようにと願いを込めて、日本で最初に味噌専門店ができたとされる京都(当時は平安京)に蔵代味噌と名付けて新たにお味噌専門店を開きました。全国には私も知らない素晴らしい蔵元もまだまだあります。良いお味噌を選ぶ目利き役、味噌スペシャリストとして、日本の味噌蔵を代表するようなお味噌を発掘、また、生産者と一緒にお味噌を作っていきたいと思っています。
千年以上もの間、日本人に愛され、そして日本人の健康を支え続けてきたお味噌に恩返しをしたい・・・。次の千年に向けてお客様と一緒になって、日本が誇るお味噌の良さを世界へ発信していきます。

- 蔵代Vintageとは?
- お味噌は熟成が大事です。しかし、蔵代味噌の観点からしても単に長く寝かせれば良いと言う物では決してありません。
1年以上寝かせていなくても良いお味噌は沢山あります。要はそのお味噌にとっての最適な熟成期間があり、適正な風味、コク、香り、そのベストなタイミングでしっかり販売ができているかが大事です。
蔵代では色々なお味噌がある中で独自の観点で1年以上寝かせたお味噌の中でも選りすぐりの商品に対してだけ”蔵代Vintage”と命名し選別して販売しております。
味噌屋にとって長くお味噌を寝かす事は効率が悪く非常に手間がかかります。しかし、その手間を惜しまず昔と同じく長い時間をかけて熟成させる事を大切にし、芸術品のようなお味噌に仕上げている商品にのみ、蔵代味噌の独自の観点で選んでおります。
お客様に千年の歴史あるお味噌の中でも、今まであまり大事に伝わってこなかった熟成期間の大切さが伝われば嬉しく思います。
- 味噌スペシャリストについて
- 蔵代味噌の独自の味噌研修制度です。独自の勉強会や講義、実演を経験し資格を得た者が味噌スペシャリストとなり、あなたのお好みに合ったお味噌をご提案します。あなただけの、あなたにあったお味噌を提案する、それが味噌スペシャリストの役目です。

